ボロ市は天正6年(1578)に、小田原城主北条氏政が世田谷城主吉良氏朝に
楽市を開かせたのが起源である。
中原街道の武蔵中原の泉沢寺に同じ様な説明板があったのを思い出す。
(泉沢寺は世田谷領主吉良頼康が天文19年(1550)に吉良氏の菩提寺を移した寺で、
この地の繁栄を図るため税を免除して、居住を促し門前市を開いたという)。
この吉良氏は忠臣蔵で有名な三河吉良氏の支流にあたる。
代官屋敷を出て用賀に向かうと、畳屋の前に風化した石碑がある。
これはかつてこの場所に大山道標があり、今は代官屋敷に移してあることを
示している。 |